リンパ浮腫とは
リンパ浮腫と普通の浮腫の違い
リンパ浮腫
リンパ節切除(リンパ管機能低下・閉塞)や放射線療法後遺症などにより、リンパ管が障害されタンパク質や老廃物を多く含んだ水分が回収されず、細胞間に溜まった状態。
普通のむくみ
不要になった水分が正常に回収されず細胞間に溜まった状態でリンパ管の機能低下は見られません。
リンパ浮腫の種類
続発性リンパ浮腫
がん(乳がん・婦人科がん等)の施術でリンパ節を切除した事で起こってしまう体幹を含めた上肢や下肢のむくみです。むくみは中枢側からの発症が特徴。
原発性リンパ浮腫
原因の分からない浮腫みで生後~30 歳代の発症が多いが 、60 歳以降でも発症する場合がある。先天的なリンパ管系の形成(部分的・全身的にリンパ管が無い)、発育異常によって発症。
現在のご自身の病期は?
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- 0期
- やわらかい。むくみは感じないが輸送障害がある。
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- 1期
- やわらかいが押すと戻らなくなることがある。患肢拳上でむくみ消失。
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- II 期(前期)
- 押すと戻らない。患肢拳上ではむくみが消失しにくい。
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- II 期(後期)
- 皮膚が繊維硬化し、押してもへこまない時が出てくる。
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- III 期
- 押してもへこみにくくなり、表皮肥厚や脂肪沈着など皮膚変化がみられる。
国際リンパ学会(ISL)分類に基づく